東京ふうが49号(平成29年春季号)

高木良多先生を偲ぶ会

 平成二十九年二月一二日に93歳で亡くなられた高木良多先生の偲ぶ会が、「春耕」主催で六月四日に中野駅前の「中野サンプラザ」15階リーフの間で開催された。高木良多先生を慕う37名が集い先生の思い出話に往時を偲んだ。高木家からはご子息の高木国央さんとご令嬢の玉井弓子さんのご参加を頂いた。

 春耕主宰棚山波朗氏以下池内けい吾同人会長、柚口 満事務局長はいずれもフジテレビ関係者で、フジテレビ社内で「枸杞の会」という句会を立ち上げた時の指導者に高木良多先生と皆川盤水先生を招聘したことからお付き合いが始まったという。其の他、「風」出身の同人からの挨拶やお茶の水句会からは深川知子氏、長沼史子氏の挨拶があり、乾佐知子氏からは追悼文が寄せられた。また、嘗ての高木税理士事務所員岩崎建治氏の追悼文も読み上げられ私たちの知らない一面を知ることができた。司会は蟇目良雨が務め二時間をフルに使った偲ぶ会は思い出深いものとして終了した。

 会場に飾られた写真は春耕同人松川洋酔氏の提供。高木良多先生執筆の『蕪村遍歴』が皆さんに配られた。