俳句鑑賞「墨痕三滴」 遥かなる世から吹きくる波の花 2018年5月31日 gardener 蟇目良雨講評 東京ふうが 平成29年冬季・新年号「墨痕三滴」より お茶の水句会報393回〜395回より選 遥かなる世から吹きくる波の花 島村若子 栄養分の濃い海水が波に揉まれると泡立ち、それが風に吹かれて飛び取ったものが波の花。こう言ってしまえば説明。遥かなる国から吹かれてくると思えば詩になる。 目次へ