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空つ風 (からっかぜ)
空つ風祖父の名前は又三郎 古郡瑛子 (東京ふうが通巻68号歳時記47より)【冬・新年】 -
黄砂 (こうさ)
黄砂降る卑弥呼住まひし地と伝へ 深川知子 (東京ふうが通巻29号歳時記8より)【春】 -
卯波 (うなみ)
小刻みに走る宇波や壇ノ浦 深川知子 (東京ふうが通巻30号歳時記9より)【夏】 -
黴 (かび)
学帽に残る昭和や黴ほのか 深川知子 (東京ふうが通巻54号歳時記33より)【夏】 -
新走り (あらばしり)
新走りおとうといよよ父に似て 深川知子 (東京ふうが通巻59号歳時記38より)【秋】 -
雁 (かり)
初雁や池に迫り出す能舞台 深川知子 (東京ふうが通巻39号歳時記18より)【秋】 -
紫陽花 (あじさい)
紫陽花の雨の香淡き写経の日 古郡瑛子 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
買初 (かいぞめ)
買初は魚河岸で買ふ薔薇のジャム 古郡瑛子 (東京ふうが通巻52号歳時記31より)【冬・新年】 -
陽炎 (かげろう)
托鉢の僧がかげろふ機の町 深川知子 (東京ふうが通巻49号歳時記28より)【春】 -
秋惜しむ (あきおしむ)
秋惜しむ一葉の井を軋ませて 深川知子 (東京ふうが通巻55号歳時記34より)【秋】 -
秋高し (あきたかし)
根のごとき仁王の脚や秋高し 古郡瑛子 (東京ふうが通巻51号歳時記30より)【秋】 -
秋の水 (あきのみず)
秋水を湛えて吉野離宮跡 深川知子 (東京ふうが通巻43号歳時記22より)【秋】 -
麻暖簾 (あさのれん)
仕舞屋の深き奥行麻暖簾 深川知子 (東京ふうが通巻38号歳時記17より)【夏】 -
生身魂 (いきみたま)
軍歌より寮歌に親し生身魂 深川知子 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】
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