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青山椒 (あおざんしょう)
書庫の扉の開きしままや青山椒 高木良多 (東京ふうが通巻42号歳時記21より)【夏】 -
青岬 (あおみさき)
須佐之男の立ちし出雲や青岬 高草久枝 (東京ふうが通巻58号歳時記37より)【夏】 -
魚氷に上る(うおひにのぼる/うをひにのぼる)
大八洲波立ち魚の氷にのぼる 高木良多 (東京ふうが通巻40号歳時記19より)【冬・新年】 -
一茶の忌 (いっさのき)
足もとに螇蚸飛び交ふ一茶の忌 高草久枝 (東京ふうが通巻59号歳時記38より)【秋】 -
蛙の目借時 (かわずのめかりどき)
浮き沈む鯉を見てゐる目借時 高木良多 (東京ふうが通巻25号歳時記4より)【春】 -
踊 (おどり)
網笠の顔も見せずに踊りけり 高木良多 (東京ふうが通巻27号歳時記6より)【秋】 -
落椿 (おちつばき)
天変の音おそろしや落椿 高木良多 (東京ふうが通巻33号歳時記12より)【春】 -
寒椿 (かんつばき)
己が葉の暗みに炎ゆる寒椿 高木良多 (東京ふうが通巻36号歳時記15より)【冬・新年】 -
枯野原 (かれのはら)
群なして雀なだるる枯野原 高木良多 (東京ふうが通巻48号歳時記27より)【冬・新年】 -
梅 (うめ)
軒の梅ふくらみきしと妻の声 高木良多 (東京ふうが通巻49号歳時記28より)【春】 -
炎天 (えんてん)
炎天の橋の向ふに廓跡 高村久子 (東京ふうが通巻22号歳時記1より)【夏】 -
暑さ (あつさ)
一菅の調べに暑さ忘れをり 高草久枝 (東京ふうが通巻62号歳時記41より)【夏】 -
秋彼岸 (あきひがん)
秋彼岸つながりてくる家鴨かな 高木良多 (東京ふうが通巻31号歳時記10より)【秋】 -
秋の虹 (あきのにじ)
天翔ける女神にも見え秋の虹 高木良多 (東京ふうが通巻51号歳時記30より)【秋】 -
秋の虹 (あきのにじ)
氏神の森へ裾曳く秋の虹 高木良多 (東京ふうが通巻39号歳時記18より)【秋】 -
天の川 (あまのがわ)
二タ筋のみちのはたてや天の川 高木良多 (東京ふうが通巻35号歳時記14より)【秋】 -
公魚 (わかさぎ)
公魚を肴に甲斐の国なまり 高草久枝 (東京ふうが通巻49号歳時記28より)【春】
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