植物– tax –
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青山椒 (あおざんしょう)
書庫の扉の開きしままや青山椒 高木良多 (東京ふうが通巻42号歳時記21より)【夏】 -
青葉 (あおば)
早暁の祝詞高らか青葉風 長沼史子 (東京ふうが通巻34号歳時記13より)【夏】 -
紫陽花 (あじさい)
仕舞屋の垣に傘干す濃紫陽花 萩田陽子 (東京ふうが通巻34号歳時記13より)【夏】 -
紫陽花 (あじさい)
紫陽花の解かれんとして傾ぎけり 津田治美 (東京ふうが通巻42号歳時記21より)【夏】 -
燕子花 (かきつばた)
かきつばた商人宿の荒格子 乾佐知子 (東京ふうが通巻26号歳時記5より)【夏】 -
かたかごの花 (かたかごのはな)
後方円墳かたかごの花並び咲く 積田太郎 (東京ふうが通巻29号歳時記8より)【春】 -
寒梅 (かんばい)
寒梅や硯師二代続きしと 井上芳子 (東京ふうが通巻32号歳時記11より)【冬・新年】 -
落椿 (おちつばき)
天変の音おそろしや落椿 高木良多 (東京ふうが通巻33号歳時記12より)【春】 -
木の芽 (きのめ)
篁に鳥のこゑ澄む木の芽時 荻原芳堂 (東京ふうが通巻33号歳時記12より)【春】 -
色変へぬ松 (いろかえぬまつ)
色変へぬ松の小径や潮匂ふ 堀越純 (東京ふうが通巻35号歳時記14より)【秋】 -
柿 (かき)
柿の名を久保と応へり嵯峨野人 元石一雄 (東京ふうが通巻35号歳時記14より)【秋】 -
菊人形 (きくにんぎょう)
着飾りてどこか恐ろし菊人形 島村若子 (東京ふうが通巻59号歳時記38より)【秋】 -
菊人形 (きくにんぎょう)
鎧より香の立ちのぼり菊人形 小田絵津子 (東京ふうが通巻55号歳時記34より)【秋】 -
菊 (きく)
弁慶を肩に担いで菊師来る 鈴木大林子 (東京ふうが通巻35号歳時記14より)【秋】 -
茸 (きのこ)
茸汁訛言葉となりにけり 長沼史子 (東京ふうが通巻35号歳時記14より)【秋】 -
寒椿 (かんつばき)
己が葉の暗みに炎ゆる寒椿 高木良多 (東京ふうが通巻36号歳時記15より)【冬・新年】 -
梅見 (うめみ)
手作りの竹笛売るや梅まつり 萩田陽子 (東京ふうが通巻37号歳時記16より)【春】 -
枯芭蕉 (かればしょう)
枯芭蕉室の八嶋の力石 堀越純 (東京ふうが通巻40号歳時記19より)【冬・新年】 -
紫陽花 (あじさい)
菊坂の路地それぞれの七変化 阿部旬 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
柿若葉 (かきわかば)
木洩れ日のこけし工房柿若葉 太田幸子 (東京ふうが通巻42号歳時記21より)【夏】 -
紫陽花 (あじさい)
紫陽花の雨の香淡き写経の日 古郡瑛子 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
柿若葉 (かきわかば)
繭倉の高窓小さし柿若葉 井水貞子 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
朝顔 (あさがお)
朝顔を路地に咲かせて能登の海女 鈴木大林子 (東京ふうが通巻31号歳時記10より)【秋】 -
枯野原 (かれのはら)
群なして雀なだるる枯野原 高木良多 (東京ふうが通巻48号歳時記27より)【冬・新年】 -
枯木星 (かれきぼし)
線下地も住めば都や枯木星 鈴木大林子 (東京ふうが通巻56号歳時記35より)【冬・新年】
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