夏– tax –
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		  青嵐 (あおあらし)青嵐経典持てる観世音 堀越純 (東京ふうが通巻34号歳時記13より)【夏】
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		  青山椒 (あおざんしょう)書庫の扉の開きしままや青山椒 高木良多 (東京ふうが通巻42号歳時記21より)【夏】
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		  青簾 (あおすだれ)青簾浮世の闇を透かしけり 乾佐知子 (東京ふうが通巻62号歳時記41より)【夏】
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		  青葉 (あおば)早暁の祝詞高らか青葉風 長沼史子 (東京ふうが通巻34号歳時記13より)【夏】
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		  青岬 (あおみさき)須佐之男の立ちし出雲や青岬 高草久枝 (東京ふうが通巻58号歳時記37より)【夏】
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		  赤富士 (あかふじ)赤富士や焼印にほふ茶屋の土間 石川英子 (東京ふうが通巻50号歳時記29より)【夏】
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		  紫陽花 (あじさい)仕舞屋の垣に傘干す濃紫陽花 萩田陽子 (東京ふうが通巻34号歳時記13より)【夏】
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		  鵜 (う)はやる鵜に鵜匠よろめく徒歩鵜かな 松谷富彦 (東京ふうが通巻62号歳時記41より)【夏】
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		  紫陽花 (あじさい)紫陽花の解かれんとして傾ぎけり 津田治美 (東京ふうが通巻42号歳時記21より)【夏】
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		  蚊遣香 (かやりこう)渦巻の半分で五句蚊遣香 石川英子 (東京ふうが通巻58号歳時記37より)【夏】
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		  蚊遣香 (かやりこう)子規庵の縁側に置く蚊遣香 野田晶子 (東京ふうが通巻22号歳時記1より)【夏】
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		  燕子花 (かきつばた)かきつばた商人宿の荒格子 乾佐知子 (東京ふうが通巻26号歳時記5より)【夏】
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		  荒神輿 (あらみこし)仲見世といふ花道を荒神輿 小田絵津子 (東京ふうが通巻58号歳時記37より)【夏】
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		  甲虫 (こうちゅう/かぶとむし)D51を引つ張つてゐる甲虫 鈴木大林子 (東京ふうが通巻58号歳時記37より)【夏】
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		  卯波 (うなみ)小刻みに走る宇波や壇ノ浦 深川知子 (東京ふうが通巻30号歳時記9より)【夏】
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		  ががんぼ (ががんぼ)脚一本捨ててががんぼ無頓着 松谷富彦 (東京ふうが通巻54号歳時記33より)【夏】
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		  ががんぼ (ががんぼ)ががんぼの水面を弾みつつ行けり 堀越純 (東京ふうが通巻30号歳時記9より)【夏】
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		  風死す (かぜしす)風死して羽化のかなはぬもの数多 花里洋子 (東京ふうが通巻58号歳時記37より)【夏】
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		  風薫る (かぜかおる)風薫る音大生の打つ鼓 島村若子 (東京ふうが通巻66号歳時記45より)【夏】
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		  黴 (かび)学帽に残る昭和や黴ほのか 深川知子 (東京ふうが通巻54号歳時記33より)【夏】
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		  打水 (うちみず)夕風や水打つ茶屋の紺暖簾 太田幸子 (東京ふうが通巻34号歳時記13より)【夏】
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		  ががんぼ (ががんぼ)ががんぼや裸電球煤煤けをり 乾佐知子 (東京ふうが通巻34号歳時記13より)【夏】
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		  雷 (かみなり)遠雷や声の大きな甲斐の人 澤田浩美 (東京ふうが通巻34号歳時記13より)【夏】
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		  片蔭 (かたかげ)片蔭や婆がほまちのわらぢ売り 井水貞子 (東京ふうが通巻38号歳時記17より)【夏】
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		  雷 (かみなり)風立ちて不意を突きくる日雷 元石一雄 (東京ふうが通巻38号歳時記17より)【夏】
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