夏– tax –
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紫陽花 (あじさい)
菊坂の路地それぞれの七変化 阿部旬 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
柿若葉 (かきわかば)
木洩れ日のこけし工房柿若葉 太田幸子 (東京ふうが通巻42号歳時記21より)【夏】 -
紫陽花 (あじさい)
紫陽花の雨の香淡き写経の日 古郡瑛子 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
髪洗ふ (かみあらふ)
髪洗ふリボンの好きな母なりし 井上芳子 (東京ふうが通巻50号歳時記29より)【夏】 -
髪洗ふ (かみあらふ)
亡き父に会ふてふ母の髪洗ふ 蟇目良雨 (東京ふうが通巻42号歳時記21より)【夏】 -
炎昼 (えんちゅう/えんちう)
炎昼や児のいたづらを叱る声 花里洋子 (東京ふうが通巻54号歳時記33より)【夏】 -
炎暑 (えんしょ)
禪寺の森閑として炎暑かな 乾佐知子 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
柿若葉 (かきわかば)
繭倉の高窓小さし柿若葉 井水貞子 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
蚊喰鳥 (かくいどり)
本郷に書肆の古りゆく蚊喰鳥 蟇目良雨 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
籠枕 (かごまくら)
潮騒に目覚める宿や籠枕 長沼史子 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
郭公 (かっこう)
郭公の鳴くたび山の風動く 河村綾子 (東京ふうが通巻54号歳時記33より)【夏】 -
郭公 (かっこう)
郭公の鳴くたび山の風動く 河村綾子 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
亀の子 (かめのこ)
亀の子の並ぶや序列あるごとし 鈴木大林子 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
空蟬 (うつせみ)
空蟬の軽さを妻に手渡しぬ 森下文雄 (東京ふうが通巻22号歳時記1より)【夏】 -
炎天 (えんてん)
炎天下鎖場つなぐ一の倉 石川英子 (東京ふうが通巻42号歳時記21より)【夏】 -
炎天 (えんてん)
法螺貝を吹き炎天の磴のぼる 大芦幸代 (東京ふうが通巻30号歳時記9より)【夏】 -
炎天 (えんてん)
炎天の橋の向ふに廓跡 高村久子 (東京ふうが通巻22号歳時記1より)【夏】 -
炎天 (えんてん)
金色の釈迦像おはす炎天下 石森曻 (東京ふうが通巻22号歳時記1より)【夏】 -
暑さ (あつさ)
一菅の調べに暑さ忘れをり 高草久枝 (東京ふうが通巻62号歳時記41より)【夏】 -
汗 (あせ)
恙なき証の汗と思ひけり 小田絵津子 (東京ふうが通巻66号歳時記45より)【夏】 -
麻暖簾 (あさのれん)
仕舞屋の深き奥行麻暖簾 深川知子 (東京ふうが通巻38号歳時記17より)【夏】 -
青岬 (あおみさき)
補陀落へ水脈伸びてゐる青岬 蟇目良雨 (東京ふうが通巻58号歳時記37より)【夏】 -
青葉木菟 (あをばづく)
鳴き声の闇深くする青葉の木菟 松谷富彦 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
生身魂 (いきみたま)
軍歌より寮歌に親し生身魂 深川知子 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】
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