歳時記– archive –
-
秋の蝶 (あきのちょう)
湧水のかすかなひびき秋の蝶 石森曻 (東京ふうが通巻35号歳時記14より)【秋】 -
秋の蝶 (あきのちょう)
羽ばたけど地を這ふごとく秋の蝶 堀越純 (東京ふうが通巻31号歳時記10より)【秋】 -
秋の蝶 (あきのちょう)
吹かれ来て畳を歩む秋の蝶 鈴木大林子 (東京ふうが通巻43号歳時記22より)【秋】 -
秋の虹 (あきのにじ)
氏神の森へ裾曳く秋の虹 高木良多 (東京ふうが通巻39号歳時記18より)【秋】 -
秋の水 (あきのみず)
滝壺へ金剛力の秋の水 蟇目良雨 (東京ふうが通巻31号歳時記10より)【秋】 -
秋の水 (あきのみず)
秋水を湛えて吉野離宮跡 深川知子 (東京ふうが通巻43号歳時記22より)【秋】 -
秋の水 (あきのみず)
鎌倉の五十六谷秋の水 鈴木大林子 (東京ふうが通巻39号歳時記18より)【秋】 -
麻暖簾 (あさのれん)
仕舞屋の深き奥行麻暖簾 深川知子 (東京ふうが通巻38号歳時記17より)【夏】 -
天の川 (あまのがわ)
二タ筋のみちのはたてや天の川 高木良多 (東京ふうが通巻35号歳時記14より)【秋】 -
揚雲雀 (あげひばり)
陶枕の出でし古墳や揚雲雀 井上芳子 (東京ふうが通巻37号歳時記16より)【春】 -
落鮎 (あちあゆ)
落鮎の尾鰭ふるはせ運ばるる 鎌須賀礼子 (東京ふうが通巻39号歳時記18より)【秋】 -
青岬 (あおみさき)
補陀落へ水脈伸びてゐる青岬 蟇目良雨 (東京ふうが通巻58号歳時記37より)【夏】 -
蘆の角 (あしのつの)
寸にして波と抗ふ蘆の角 小田絵津子 (東京ふうが通巻65号歳時記44より)【春】 -
芦の花 (あしのはな)
笯を揚げる小舟の揺れや芦の花 荻原芳堂 (東京ふうが通巻31号歳時記10より)【秋】 -
青葉木菟 (あをばづく)
鳴き声の闇深くする青葉の木菟 松谷富彦 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
生身魂 (いきみたま)
軍歌より寮歌に親し生身魂 深川知子 (東京ふうが通巻46号歳時記25より)【夏】 -
池普請 (いけぶしん)
一列に鯉を追ひ込み池普請 堀越純 (東京ふうが通巻48号歳時記27より)【冬・新年】 -
公魚 (わかさぎ)
公魚を肴に甲斐の国なまり 高草久枝 (東京ふうが通巻49号歳時記28より)【春】