東京ふうが23号(平成22年秋季号)

東京ふうが 23号(平成22年 秋季号)

編集人が語る「東京ふうが」23号

「東京ふうが」編集人より

東京ふうが23号(平成22年秋季号)

大正8年組として一世を風靡した3俳人に森澄雄、金子兜太、沢木欣一がいた。その森澄雄が亡くなった。
沢木欣一は平成13年11月5日没だから、残るは金子兜太のみ。兜太は91歳で未だに元気で活躍中。

8月29日に我が師皆川盤水が没した。盤水は欣一とライバルであることを自認して頑張ってきた。

こうしてライバルが次々に亡くなって俳に隙間風が立とうとしている。その隙間を埋めるためにも「東京ふうが」の存在意義が問われる。沢木欣一と皆川盤水の研究を深めたい。

蟇目 良雨

目 次

1 名句逍遥
欣一俳句の鑑賞(2)     高木良多
良多俳句の鑑賞(2)     蟇目良雨
2 作品七句と自句自解「秋季詠」  ►ちょっと立読み
6 墨痕三滴(俳句選評)     添削:高木良多
(お茶の水句会報304~306号より選んだもの)  ►ちょっと立読み
7 澤木欣一の沖縄諷詠 < I >    高木良多
  ►ちょっと立読み
9『水郷の風土』余聞     高木良多
その13 ー ふるさとの同窓会  ►ちょっと立読み
10 ニーハオ中国俳句の旅 <9>     蟇目良雨
「大連・旅順」  ►ちょっと立読み
17 東京大空襲体験記 銃後から戰後へ <15>     鈴木大林子
時効になった話  ►ちょっと立読み
19 曾良を尋ねて<6>     乾 佐知子
俳句との出逢い  ►ちょっと立読み
20 ミニエッセー「旅と俳句」
チベットの風になって<3>(連載4回)   石川英子
[ 8 ] ノルブリンカ離宮 [ 9 ] ヤムドク湖、ナンカルツェ
  ►ちょっと立読み
23 会友招待席(会友句鑑賞)
「鑑賞と添削」     高木良多
26 句会案内
26 後記     高木良多
表3 東京ふうが歳時記【 行く秋 】     荻原芳堂選