東京ふうが64号(令和3年冬季・新春号)

編集人が語る「東京ふうが」64号

「東京ふうが」編集人より

新型コロナウイルスはワクチンの開発と接種によって終息するかのような期待を抱かせたが、「変種」を作り出して納まる気配はない。これは「スペイン風邪」のときと同じような経過をたどっていそうだ。100年前も足掛け3年に亘って第2波、第3波と繰り返し、世界中のほとんどの人に免疫ができた時点で収束したと言われている。

ワクチンも当にならないことも言われ、とにかくやり過ごすことが最大の防御に思える。人と人の交流が人間の生存理由だが、交流を断念させるのが新型コロナウイルスである。これは生物学的には何か意味があるのかもしれぬ。

オリンピックも開催出来ないと思う。

こんな時だからこそコロナ地獄のことを記録し続けてゆきたい。

良雨

 

目 次


名句逍遙 <43> 蟇目良雨
皆川盤水秀句鑑賞
高木良多秀句鑑賞

作品7句と自句自解ちょっと立読み

正月の句について 本郷民男

素十俳句鑑賞・100句  (3) ちょっと立読み蟇目良雨

11随筆 「韓国俳話あれこれ」9ちょっと立読み本郷民男
荷物を担ぐ人
汗で動く乗り物 ほか

14良雨第4句集『九曲』鑑賞
『秋麗』藤田直子主宰からの手紙

17他誌掲載記事
『雲』2021年1月号
『門』2020年12月号
『伊吹嶺』2020年11月号 より

20コラム 「はいかい漫遊漫歩」ちょっと立読み
(『春耕』より)
松谷富彦

126〜131 ─新興俳句、何が新しかったのか


26曾良を尋ねて 第47回 ちょっと立読み乾佐知子
138─榛名山の白髪の翁は誰か
139─白髪の老翁と正願寺開基河浄西

28墨痕三滴(佳句短評)蟇目良雨

30あとがき

31他誌掲載記事
『俳句年鑑』2021年版
『田』2020年12月号 より

32句会案内

表3東京ふうが歳時記 <43>編集部選

(つづきは本誌をご覧ください。)