東京ふうが71号(令和4年秋季号)

編集人が語る「東京ふうが」70号 乾佐知子さんの「東京ふうが」に連載した「曾良を尋ねて」が一冊にまとまった。十数年の努力の結晶である。今度の仕事で乾さんのねちっこさが分かった。何度も何度も校正する態度は研究者そのものだ。乾さんは学者ではないが、疑問点を資料を使って追い求めて行く態度は見事だ。かくして労作の「曾良を尋ねて」が完成した。正月休みにゆっくりと読んでもらいたい。徳川家康の六男・忠輝が絡んだ曾良であるというのが乾さんの論である。令和五年のNHK大河ドラマは「徳川家康」である。何か関係が分かるかもしれないので両方見て欲しい。三谷幸喜の「鎌倉殿の十三人」はどの人物像もはっきり描かれ実にためになったと感謝している。
深川知子さんの第二句集が角川書店から来春刊行される予定。これも楽しみだ。私も第五句集に挑戦中。頑張ります。
蟇目良雨

 


名句逍遙 <50>  蟇目良雨
皆川盤水秀句鑑賞
高木良多秀句鑑賞

作品7句と自句自解ちょっと立読み

日本の雁 自画自賛 一茶

素十俳句鑑賞・100句  (10)ちょっと立読み 蟇目良雨

10 私の愛唱句 5

13 随筆 「韓国俳話あれこれ」16ちょっと立読み 本郷民男
木浦の女性俳壇・『カリタゴ』第二号の23,24頁 ほか

16 墨痕三滴(佳句短評) 蟇目良雨

18 コラム 「はいかい漫遊漫歩」ちょっと立読み
(『春耕』より)
松谷富彦
168 散る花を追掛て行く嵐かな 権中納言 藤原定家
169 俳聖が愛した若き弟子・杜国
170 虚子は愛弟子をどう評価していたか(上)
171 虚子は愛弟子をどう評価していたか(下)
172 鬼平が愛した軍鶏鍋屋「五鉄」
173 消えゆく古季語、生活季語を守る努力

24 俳人・春耕と一茶 本郷民男

28 歳時記のご先祖様 ⑤ちょっと立読み 本郷民男

31 あとがき

32 句会案内

表3 東京ふうが歳時記 <50> 編集部選

(つづきは本誌をご覧ください。)