東京ふうが76号(令和5年冬季号)

 漱石が卒業した千代田区立錦華小学校が、統廃合されてお茶の水小学校になり相当な年数が経ったので建て替えることになった。
妻や娘、息子が卒業した所縁のところなのと、建築を担当した業者が、今私が関係している再開発にも関係しているので、どんな建物を作るか興味が有ったので見学会に参加した。

地下2階地上6階建てで、エレベーターで6階まで案内して貰ったのだが、以降は屋上への上り下りを含めて徒歩で1出口まで隅々まで見学した結果、最後は足がふらふらになって息も絶え絶えになってしまった。

それ以後毎日ふらふらしておかしいなとは思っていたのだが、血圧が170を超える日が続いたためかかりつけの医院で診察を受けたところ、「すぐ大きな病院にかかれ」ということになった。東京新宿メディカルセンターへいったところすぐ入院して手術と言うのだが、やり残しのこともあり二日半の猶予を貰って、家に帰り残務整理を行えた。

「春耕」誌の選句や総合誌からの原稿依頼などを済ませて明日から入院し、27日にペースメーカーを入れる手術を受ける。 心臓の一部が老化したので交換するという当たり前のことらしい。退院後は若返っている筈なのでご期待下さい。

 本郷編集長と亘真実さんの機転でとりあえず発行にこぎつけることが出来たが、以上の訳なので「東京ふうが76号」の私の担当部分は少し意を尽くしていないことをお詫びします。

2024年3月24日 蟇目良雨

 

目次


名句逍遙 <55>  蟇目良雨
  皆川盤水秀句鑑賞  
  高木良多秀句鑑賞  

作品7句と自句自解ちょっと立読み  

歳旦試筆・歳暮懐紙    水間沾徳 本郷民男

歳時記のご先祖様 (10)ちょっと立読み 本郷民男

12 コラム 「はいかい漫遊漫歩」ちょっと立読み (『春耕』より) 松谷富彦
  198 亀鳴きて亭主は酒にどもりけり  内田百閒
199 木蓮や塀の外吹く俄風  百閒
200 夏嵐カフカの机傷いくつ  浅井慎平
201 毛虫を愛ずる美しく気高き姫君の物語
202 男性も〝座りション派〟が増えてます
203  立ち尿る老女の如く恋こがる  山崎愛子
 

18 私の愛唱句 (10) 本郷民男

21 随筆・韓国俳話あれこれ 21 ちょっと立読み 本郷民男
  金剛句歌詩集の外金剛と海金剛・隱仙臺や十二瀑 ほか  

25

俳句集『ペチカ』(荒木静雄著)によせて

 


31

林泉高致と季題

本郷民男

39 あとがき

40 句会案内

表3 東京ふうが歳時記 <55> 編集部選

(つづきは本誌をご覧ください。)