季刊俳誌 東京ふうが 東京ふうが33号(平成25年 春季号) 2013年6月5日 蟇目良雨 会友招待席<ふうが添削コーナー> 添削と鑑賞 高木 良多 彫りかけの観音の香や春の月 T・M 原句は中七が「観音の背な」であったのを「観音の香や」に添削。 上五「彫りかけ」であるから仏師の仕事場であろうか、木屑の香があたりにひろがって見える。窓から見える春の月も香っているようである。 「春の月」の季語が良い。 (つづきは本誌をご覧ください。) ◄目次へ ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9