俳句とエッセイ「東京ふうが」平成28年夏季号

東京ふうが46号(平成28年夏季号)

第7回「遊ホーッ」「遊ホーッ」306より

二人の女性マララ・ユスフザイとアウン・サン・スーチー

洒落斎

丸谷元人著の『日本軍は本当に残酷だったのか』にマララ・ユスフザイとアウン・サン・スーチーの気になる記載がありましたので紹介します。
①マララ・ユスフザイ
彼女のバックにはイギリスを本拠地とする世界最大の広告代理店のエデルマン社がついており、現在マララさんを売りだすため5人の白人専門家がチームを組んでロンドンに拠点を構えている。
「一人の教師、一冊の本、一本のペンが、世界を変える」という言葉はこれらのスピーチライターが書いたもので、パキスタンの中間層には不人気。自国の問題を国外で報じられることに反対している。また彼女のスピーチの仕方がすべて欧米諸国の発する台詞そのままであることに反発し、マララさんの周囲に集まっている欧米の政治家や大企業に対する不信感があるのだろう。
以上ですが、私も「」内の言葉はあまりにもすばらしい言葉なので、とても十代の女性の言葉とは信じ難かったが、これで納得がいった。しかしこのような取り巻き連が彼女を操っているとしたら、彼女の良さまで疑わざるをえないということになってしまう危険性がある。やはりあのような十代の少女にノーベル平和賞を与えることを決めたノーベル財団の判断は、どのような調査に基づき判断したのかが明確ではない。
あまりに時期尚早だったと思える。
とにかくノーベル平和賞については問題が多過ぎると思える。佐藤栄作、金大中、オバマ大統領云々


(つづきは本誌をご覧ください。)