編集人が語る「東京ふうが」66号
「東京ふうが」編集人より
人生の総括をそろそろ考え始めている。始まりがあれば終りがある。妻の死もその一つ。年長の妻を丁寧に送ることができて安心している。次は私の番だがそれまでにやることが多い。しかし人生百迄もと望むことは欲深か過ぎるが、あと5年はしっかり頑張ろうと思う。
野ざらしを心に風のしむ身哉 ばせを
されこうべになる覚悟で旅に立つ芭蕉の一句だ。
私の今後の5年間はまさに芭蕉の覚悟で歩くつもりだ。
どんな世界が待っているか楽しみである。
良雨
目 次
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1 | 名句逍遙 <45> | 蟇目良雨 |
皆川盤水秀句鑑賞 | ||
高木良多秀句鑑賞 | ||
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2 | 作品7句と自句自解ちょっと立読み | |
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7 | 三圍神社の雨乞発句 | 本郷民男 |
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8 | 素十俳句鑑賞・100句 (5)ちょっと立読み | 蟇目良雨 |
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10 | コラム 「はいかい漫遊漫歩」ちょっと立読み (『春耕』より) |
松谷富彦 |
138 うちの子でない子がいてる昼寝覚め 米朝 139 交る蜥蜴くるりくるりと音もなし 加藤楸邨 140 ばさばさち股間につかふ仰木かな 玩亭 141 俳号「玩亭」は石川淳(夷斎)の命名 142 玩亭句集『七十句 八十八句』(上) 143 玩亭句集『七十句 八十八句』(下) |
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24 | エッセイ 桃青と風来坊は季吟が芭蕉に与えたか | 本郷民男 |
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20 | 曾良を尋ねて 第49回 《最終回》ちょっと立読み | 乾佐知子 |
143─故郷に集う「あじさい忌」
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14 | 他誌掲載・良雨句 『港湾空港タイムス』2021.6.28 《四季有情》 |
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24 | 随筆 「韓国俳話あれこれ」11ちょっと立読み | 本郷民男 |
韓の秋の空・雨や霧など ほか | ||
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22 | 墨痕三滴(佳句短評) | 蟇目良雨 |
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27 | あとがき | |
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28 | 句会案内 | |
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表3 | 東京ふうが歳時記 <45> | 編集部選 |
(つづきは本誌をご覧ください。)