東京ふうが61号(令和2年春季号)

編集人が語る「東京ふうが」61号

「東京ふうが」編集人より

編集人が語る

俳句を長くやっていると作る時のコツが段々分かる。
コツは一面で省略術であり、装飾術でもある。
それらしい俳句を作ることが出来ても「真心」のある俳句は簡単には出きない。
特に鑑賞になると作者が考えも及ばない鑑賞をする人がいるがこれは鑑賞者の我田引水によるものが多い。美辞麗句を並べても的外れな鑑賞は幾らでもある。
慎みたいことである。

蟇目良雨

 

目 次


名句逍遙 <40>  蟇目良雨
皆川盤水秀句鑑賞
高木良多秀句鑑賞

作品7句と自句自解ちょっと立読み

寄り道 高野素十論  31 ちょっと立読み 蟇目良雨
 「終わりに」

13 随筆 「韓国俳話あれこれ」6ちょっと立読み 本郷民男
韓国の釜山にも俳額
四人の撰者、三八八句
倭館、神社そして釜山タワー
俳額に掲載された可能性の高い句
投句した人々
雪中庵雀志とその撰句の一部

16 他誌掲載記事 新刊句集『九曲』 蟇目良雨

18 曾良を尋ねて 第44回 ちょっと立読み 乾佐知子
128─ 六代将軍徳川家宣について
129─ 幕府巡見使の御用人として九州へ
130─ 曾良巡見使随員に関する一省察
131─ 岩波庄右衛門正字御用人壱岐へ

23 コラム 「はいかい漫遊漫歩」ちょっと立読み
(『春耕』より)
松谷富彦
114 – 「いかにして美しく消耗するか」の覚悟で詠む(上)
115 – 「いかにして美しく消耗するか」の覚悟で詠む(下)
116 – 自由律俳人、種田山頭火の戦争俳句
117 – 忘れられてきた沖縄歳時記

28 新型コロナウィルスに思うこと 2ちょっと立読み 蟇目良雨
スペイン風邪のときの与謝野晶子の言葉など

32 墨痕三滴(佳句短評) 蟇目良雨

35 あとがき

36 句会案内

表3 東京ふうが歳時記 <40> 編集部選

(つづきは本誌をご覧ください。)