東京ふうが37号(平成26年 春季号)

No.37 ● 墨痕三滴 ●

高木良多添削

「墨痕三滴」平成26年 春季号より
お茶の水句会報347号~348号から選

秩父路に電車の響き桃節句   元石 一雄

秩父は山が連なっているので電車が通るたびにその反響が鳴りわたってくるのである。
そのひびきの中で秩父の生んだ著名な俳人であった金子伊昔紅・兜太父子を偲んでいるのであろうか。今日は桃の節句の日であるからである。

(つづきは本誌をご覧ください。)