東京ふうが79号(令和6年秋季号)

ウズベキスタン旅行記2024年10月

弾塚直子

 

それはどこ?

 「ウズベキスタンに行かない?」友人にそう誘われたとき、面食らった。それが国名だと気づくのに少し時間を要した。その場所がどこであるのか知らず、イメージも持ち合わせていなかった。ややあって、その国の古都が「サマルカンド」であったことに思い至る。シルクロードのイメージが浮かび、俄然興味が湧いた。彼の地の画像をいくつか見たのち、6泊8日の旅行に参加することに決めた。

どんな国?

 ウズベキスタンについてあまりに無知なので予習することにした。以下のことがわかった。中央アジア地域に馴染みないことを実感する。
 「スタン」とつく国は、パキスタンやアフガニスタンなどが知られている。ペルシア語由来の地名接尾辞で、「・・・の土地」を意味し、多数民族名に基づく地名に使われる。中東から中央アジアにかけて多用され、ペルシャ文化の影響が大きい。国名は「ウズベク人の多い国」というわけだ。国土は中央アジアに位置し、面積は日本の1・2倍で、その80%は砂漠化した平地だ。東部と南東部に天山山脈がある。人口は4千万人弱。
 主要産業は綿花栽培だが、天然ガス、ウラン、金の資源が豊富で、産業の高度化が求められている。観光業の規模拡大も進められている。シルクロードの中継地として栄えた歴史があり、多くの文化遺産が存在する。ユネスコの世界遺産に5つ登録されている。サマルカンドといくつかの都市は、中世イスラム世界の教育と宗教の中心地として栄えていた。

気候とお金

 都市の気温は日中15度、朝晩8度くらいということで、着る物を多めに詰め込んだ。春と秋は雨も降りやすい。
 通貨は「スム」。1ドル=1万2千320スム。円と両替できないので、ドルを持参するよう旅行会社から連絡があった。クレジットカードはVISAが使えるらしい。

旅路のはじまり

 飛行機の乗り継ぎが面倒だろうと思いきや、成田空港から週2便ウズベキスタン航空の直行便があるのだ。飛行時間は首都タシケントまで9時間。日本の旅行会社のツアー団体がいくつも乗り合わせ、機内は日本人でほぼ満席で驚いた。珍しいところに行きたい人もいるのだろう。


(つづきは本誌をご覧ください。)