夕立と燕 蟇目良雨
夕立の止みたることのいさぎよく 良雨
『俳壇』8月号「日本の樹木十二選」掲載より
名句逍遙 / 作品7句と自句自解 / 墨痕三滴(俳句選評) / 高野素十論 / 曽良を尋ねて/ 台湾紀行Ⅲ / 遊ホーッ / 東京ふうが歳時記 / その他
蟇目良雨の平成11年から平成15年まで391句を所収。
「菊坂周辺は樋口一葉が人生の大半を過ごしたところである、何をするにしても一葉の影がちらちらするとてもいいところだとしみじみ思っている。
句集名を『菊坂だより』と銘打った次第である。」
やはらかに膝を折りたる春の鹿
節太き筍料理子規の国
浮巣見に安土の城を傾けて
胸に受く赤子の重さクリスマス
子規の世の一途がかなし桜餅
忽然と空に吸はれし秋の蝶
年の瀬やなにはともあれ魚に塩
熱帯夜バーの女の
毛馬村に入る外套の襟立てて
菊坂に米を搗く音十三夜
子を産めぬ男さびしき水の秋
路地抜けてまた旅人や秋の風
春耕叢書 平29ー1
頒 価 2500円
2017年6月30日 印刷
2017年7月7日 発行
著 者 蟇目良雨
発行所 春耕俳句会
印刷所 渡邉製本
ブックデザイン 菫花舎
蟇目良雨による俳句鑑賞。(お茶の水俳句会会報396号以降)
高木良多、蟇目良雨による俳句鑑賞。(お茶の水俳句会会報395号まで)
– 本書の特徴 –
・2012年の世相を強化
・判りやすい俳句を一日一句
・季節をきりとる愛らしい挿絵
春耕叢書 平26ー1
頒 価 1500円
2014年12月5日 印刷
2014年12月26日 発行
著 者 蟇目良雨
発行所 春耕俳句会
印刷所 共信印刷
挿 絵 蟇目良雨
ブックデザイン 菫花舎
春耕叢書 平25ー2
頒 価 1500円
発 行 2013年12月9日
著 者 高木良多
発行所 春耕俳句会
– 本書の特徴 –
・2012年の世相を強化
・判りやすい俳句を一日一句
・季節をきりとる愛らしい挿絵
春耕叢書 平25ー1
頒 価 1500円
2013年10月9日 印刷
2013年10月31日 発行
著 者 蟇目良雨
発行所 春耕俳句会
印刷所 共信印刷
挿 絵 蟇目良雨
ブックデザイン ワタリマミ