俳句とエッセイ「東京ふうが」平成28年秋季号

東京ふうが47号(平成28年秋季号)

編集人が語る「東京ふうが」47号

「東京ふうが」編集人より

 

「寄り道 高野素十」で「自然の真」と「文芸上の真」をあらかた吟味して来た。その結論は不毛の議論であったということが分かったと思う。最近これに関する飴山實の感想を知った。そこには、秋櫻子が「文芸上の真」論を引っ提げて「ホトトギス」を敵に回した結果、俳句は自己中心になり俳句の本筋から離れて「ヘボ筋」に陥ったとある。即ち「新興俳句」に走り戦後は社会性俳句、造形俳句、人間探求派など多岐にわたった結果が「ヘボ筋」であると断じている。追い追い触れてみるつもりだ。
蟇目良雨

 

目 次


1 名句逍遙
欣一俳句の鑑賞<26> 高木良多
良多俳句の鑑賞<26> 蟇目良雨

2 作品7句と自句自解ちょっと立読み

8 墨痕三滴(俳句選評) 蟇目良雨

10 寄り道 高野素十論 18ちょっと立読み 蟇目良雨

20 曾良を尋ねて 第30回 乾佐知子
86,87 -伊達騒動の原因 –ちょっと立読み
88 -伊達兵部宗勝と酒井雅楽守忠清の密約 –

23 八千草日記 高木良多
<23> シモバシラ(雪寄せ草)ちょっと立読み
<24> 山茶花

24 旅と俳句 台湾紀行II
原住民族の高地と町を訪ねて(3)
石川英子
6.プユマ族の山地・知本森林遊楽地 ちょっと立読み

28 三陸書房ウェブサイト「オリーブ」
<連載エッセイ>「[歳時記風に]けせんぬま追想」より転載

続 秋・11月【十一月】ちょっと立ち読み
菊田一平

32 第8回 遊ホーッ 洒落斎
(1)アメリカ大統領の演説ですが
誰だか分かりますか? ちょっと立読み
(2)アメリカ大陸の発見
(3)トランプ

34 会友招待席・会友句添削と鑑賞 -句を磨く- 高木良多

 35 短信・俳誌「辛夷」掲載記事
あとがき

36 句会案内

表3 東京ふうが歳時記 <26> 編集部選