蟇目良雨講評
東京ふうが 平成27年春季号「墨痕三滴」より
お茶の水句会報359回〜361回より選
春星をつなぐ鎖のあるごとし 鈴木大林子
春の夜空は少し濁っている気がする。星座も冬の夜空に見えるすっきり感がなくなる。そして良く見ると互いが連結しているように見える。これを鎖のあるごとしと捉えたのであるが、春の星だから言えることである。
春の夜空は少し濁っている気がする。星座も冬の夜空に見えるすっきり感がなくなる。そして良く見ると互いが連結しているように見える。これを鎖のあるごとしと捉えたのであるが、春の星だから言えることである。
5月に杉田久女研究者の坂本宮尾さんの講演を伺ったが、坂本さんは「虚子が久女の句集出版を認めなかった理由が、調べれば調べるほど分らなくなってきた」という。
「東京ふうが」で考察している「寄り道 高野素十」はまさにこの辺りにメスを入れつつあると思うが如何。
1 | 名句逍遥 | |
欣一俳句の鑑賞(20) | 高木良多 | |
良多俳句の鑑賞(20) | 蟇目良雨 | |
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2 | 作品七句と自句自解「春季詠」ちょっと立読み | |
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6 | 墨痕三滴(俳句選評) | 鑑賞:蟇目良雨 |
(お茶の水句会報359~361号より選んだもの) | ||
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8 | 「高幡高麗氏の残像」 | 高木良多 |
峰岸純夫先生の講演要旨- | ||
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12 | 八千草日記 | 高木良多 |
(11) 金柑の花ちょっと立読み | ||
(12) 篝火草(かがりびそう) | ||
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13 | 【特集】若月瑞峰と高橋由一ちょっと立読み | 高木良多 |
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15 | 寄り道 高野素十論 < 12 >ちょっと立読み | 蟇目良雨 |
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26 | 曾良を尋ねて < 24> | 乾 佐知子 |
関係諸藩と伊奈家との関わり ほかちょっと立読み | ||
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29 | 旅と俳句 新涼のハルビン・大連紀行<3>ちょっと立読み | 石川英子 |
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34 | 第2回 「遊ホーッ」 | 洒落斎 |
漢字の部首ちょっと立読み | ||
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35 | ふうが添削コーナー会友招待席ちょっと立読み | 高木良多 |
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36 | 「お茶の水俳句会」の歴史 | 井上芳子編 |
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44 | 「東京ふうが」の歴史年表 | 井上芳子編 |
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61 | あとがき | 蟇目良雨 |
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62 | 句会案内 | |
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表3 | 東京ふうが歳時記 < 20 >【 春 】 | 編集部選 |