「通巻41号」タグアーカイブ

春星をつなぐ鎖のあるごとし

蟇目良雨講評
東京ふうが 平成27年春季号「墨痕三滴」より
お茶の水句会報359回〜361回より選

春星をつなぐ鎖のあるごとし 鈴木大林子

春の夜空は少し濁っている気がする。星座も冬の夜空に見えるすっきり感がなくなる。そして良く見ると互いが連結しているように見える。これを鎖のあるごとしと捉えたのであるが、春の星だから言えることである。


東京ふうが41号 (平成27年 春季号)

編集人が語る「東京ふうが」41号

「東京ふうが」編集人より

東京風が41号 平成27年春季号5月に杉田久女研究者の坂本宮尾さんの講演を伺ったが、坂本さんは「虚子が久女の句集出版を認めなかった理由が、調べれば調べるほど分らなくなってきた」という。
「東京ふうが」で考察している「寄り道 高野素十」はまさにこの辺りにメスを入れつつあると思うが如何。

蟇目良雨 

目 次

名句逍遥
欣一俳句の鑑賞(20) 高木良多
良多俳句の鑑賞(20) 蟇目良雨

作品七句と自句自解「春季詠」ちょっと立読み

墨痕三滴(俳句選評) 鑑賞:蟇目良雨
(お茶の水句会報359~361号より選んだもの)

「高幡高麗氏の残像」 高木良多
峰岸純夫先生の講演要旨-

12 八千草日記 高木良多
(11) 金柑の花ちょっと立読み
(12) 篝火草(かがりびそう)

13 【特集】若月瑞峰と高橋由一ちょっと立読み 高木良多

15 寄り道 高野素十論 < 12 >ちょっと立読み 蟇目良雨

26 曾良を尋ねて < 24> 乾 佐知子
関係諸藩と伊奈家との関わり ほかちょっと立読み

29 旅と俳句 新涼のハルビン・大連紀行<3>ちょっと立読み 石川英子

34 第2回 「遊ホーッ」 洒落斎
漢字の部首ちょっと立読み

35 ふうが添削コーナー会友招待席ちょっと立読み 高木良多

36 「お茶の水俳句会」の歴史 井上芳子編

44 「東京ふうが」の歴史年表 井上芳子編

61 あとがき 蟇目良雨

62 句会案内

表3 東京ふうが歳時記 < 20 >【 春 】 編集部選