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東京ふうが42号(平成27年夏季号)

編集人が語る「東京ふうが」42号

「東京ふうが」編集人より

季刊俳誌東京ふうが 通巻42号 平成27年夏季号東京ふうがに二つの連載ものがある。
一つは乾佐知子さんの「曾良を尋ねて」で、曾良の出自から解き明かす論調に思わず唸ってしまう。江戸時代の封建社会にあっていくら風雅の道でも社会のくびきから逃れられないため本人の意思とは違う人生を歩まされたことが資料を使って説得力がある。芭蕉も多分同様の生き方を迫られたであろうと容易に推察できる。ぜひ本文でお読みいただきたい。
もう一つ 小生の「寄り道 高野素十論」である。これも本文でご覧いただきたい。歴史に埋もれた俳句の面白さをお分かりいただけると思う。

蟇目良雨

 

目 次

1 名句逍遙
欣一俳句の鑑賞<21> 高木良多
良多俳句の鑑賞<21> 蟇目良雨

2 作品7句と自句自解ちょっと立読み

7 八千草日記 高木良多
<13> 百合化して蝶となるちょっと立読み
<14> 半夏生草(はんげしょうぐさ)

8 墨痕三滴(俳句選評) 蟇目良雨

10 寄り道 高野素十論 13ちょっと立読み 蟇目良雨

21 富田直治俳句の詩魂ちょっと立読み 高木良多

23 曾良を尋ねて 第25回 乾佐知子
71 『奥の細道』出発日の謎について Iちょっと立読み
72 『奥の細道』出発日に関する二通の書簡
73 -小菅における伊奈郡代屋敷-
74 -養源院と清水寺-

28 第3回 遊ホーッ 洒落斎
①福島第一原発の立地ちょっと立読み

30 旅と俳句 台湾紀行(一) 石川英子
1. 台湾紀行序ちょっと立読み
2. 3月12日(木)出発
3. 3月13日(金)国立故宮博物院見学
4. 3月14日(土)台北市中心街観光

37 インフォメーション●他誌掲載作品・書評など

40 会友招待席・会友句添削と鑑賞 -句を磨く- 高木良多

41 あとがき

42 句会案内

表3 東京ふうが歳時記 <21> 編集部選


お茶の水俳句会のご案内

神田駿河台下に呱々の声を上げた「お茶の水句会」は、俳誌「春耕」顧問・俳人協会評議員高木良多先生を中心に、都会の郷愁を掬い取って俳句に結実させようと四半世紀を怠らずに続けてまいりました。東京の下町に転がっている俗から風雅の誠が見出すことを目標に句作りをしています。有季定型の伝統俳句を目指しています。即物具象、即物陳思も態度でどんな俳句が出来るか楽しみです。

「お茶の水俳句会」のご案内

句会指導
蟇目良雨(春耕主宰・俳人協会監事・「塔の会」会員)
開催日
毎月第2月曜日 午後1時〜5時
会 場
文京区民センター 3階・3D会議室
(午後1時より入室できます)
交 通
三田線「春日」駅・大江戸線「春日」駅 
何れも下車3分
兼 題
二句  外に席題一句
(七句まで投句できます)
(当日会費は1,500円/「東京ふうが」誌代を含む) 添削会員  別途規定

● 会場付近地図 ●
お茶の水俳句会会場 文京区民センター

お問い合せは、「お茶の水俳句会」事務局まで

お茶の水俳句会・事務局
〒112-0001
東京都文京区白山2-1-13
東京ふうが社

ファックス 03-3817-8195
E-mail ryo-u@mta.biglobe.ne.jp
留守がちなので成るべくファックスでお願いいたします。


同人プロフィール

鈴木大林子

●同人● 昭和7年・東京都渋谷区生まれ。 「春耕」同人。 俳人協会会員。 「春耕」入会(平成4年)、同人に(平成6年)。 平成20年「春耕賞」。 「あきつ」第2 ...

石川 英子

●同人● 昭和12年・茨城県生まれ。 「春耕」同人。 「春耕」に入会(平成6年)し、同人に(平成22年)。    令和2年2月死去 ...

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